自然農日記始めます
はじめまして。ナオライ自然農パートナーを務めております、竹田麻里と申します。
ナオライ株式会社の拠点である、呉市豊町久比から車で1時間ほどの呉市郷原町にて、2015年より耕作放棄地をお借りし、自給的な農を目指して「まりもり自然農園」を営んでおります。
代表の三宅さんとは、地元で開催された「たねの交換会」で知り合い、「不耕起栽培」や「風の流れの大切さ」などについてお話したところ大変興味を持っていただき、後日、
「自社の圃場を見ていただきたい」
というオファーと三宅さんのお人柄に惹かれ、2019年の年末、同じ呉市に所在しながら、生まれて始めて大崎下島の久比地区、三角島を訪ねました。
「春夏秋冬が巡り、その巡りの中で増えた恵みの分だけが利益だといいな、と思うんです。」
と、案内していた古民家で、こたつに入ってミカンを食べながら、そんな風に三宅代表が話されたのを聴き、とても興奮したのを覚えています。
と言いますのも、自分が取り組んでいる「不耕起栽培」での米づくり、野菜づくりをする際、人為的に耕す行為を少なくすると、「いのちが増える仕組みになる」と習っていたし、そのような仕組みを実感する機会も増えていたからです。
(この不耕起栽培のメリットについては、近年、科学的にも明らかになってきているようです。)
「誰からも、土地からも搾取しないビジネスを創りたい」
この三宅代表の創造は、未来を考える上での希望と思われました。
ナオライ株式会社の「浄酎」も世界初のお酒ならば、ナオライの目指すビジネスモデルも世界初かもしれない。
それから2年余り経ち、圃場に吹く風に変化が感じられ、レモンの苗木も、ずいぶんしっかりとしてきてくれています。
出会った頃よりも、ますますナオライのビジョンも豊かに育っており、かく言う自分も、自然農パートナーとしてナオライに育てていただいており。
「時を溜めて人と社会を醸す」
という社是の通り、まさに発酵するようなとてつもないクリエイションの中に置いていただいている有り難さの中、「自然農日記」として、自分の視点からのレモン畑やナオライの日々をレポートさせていただきます。
何卒、よろしくお願いいたします。