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自然農日記スピンオフ1 |バイオトイレ始動!

自然農日記スピンオフ1 |バイオトイレ始動!

わたしたちが事業を進めてゆく上で大切にしている考え方のひとつ「発酵」と「循環」。

今日は、この「発酵」と「循環」に向けて動き出した、ナオライ事務所のトイレについてご紹介します!

ナオライの事務所は空き家となった古民家をリノベーションして使わせて頂いていて、トイレは元々備え付けてあった汲み取り式?のものを使用していました。

排泄する分には問題ないのですが、定期的に業者の方に汲み取りに来てもらわないといけないし、それまでの間匂いも気になるのが事実としてありまして。

離島にある事務所ですので、汲み取りに来てもらう際のカーボンフットプリントも気になる、、、

そこで、「発酵」と「循環」の考えを取り入れて、「自分達の排泄物も自然に返せるトイレにしよう!」と改修が始まりました。

今回の改修では、複合発酵(※1)という技術を用いることにしました。。

水洗トイレから排泄物を流すと、タンク内で菌たちが働き、完全分解した液体肥料が生産される仕組みです。

液体肥料となった排泄物は、畑に返すことで、そこで育つ作物の栄養となり、またその作物を私たちが食べ、排泄し、分解され、また畑に戻っていく。

これが私たちが今回目指している、「発酵」と「循環」をテーマにしたバイオトイレです。

設置の協力をしてくださった「なりさん」こと形川健一さんは、お米とお味噌を自給しているスーパーお百姓さん。

なりさん曰く、「糠床を醸すように、バイオトイレも醸したらいいですよ。」と。

とても頼もしいバイオトイレさんとのお付き合いが始まり、ナオライ事務所も「発酵」「循環」が進んでおります。

ぜひ、循環の一部であることを体感しに、用を足しに(!?)久比へお出でください!

※こちらは、今年1月頃。タンクを埋め戻ししているところです。土地にかかるタンクの荷重を緩衝するために、バイオ炭や有機物を組み込みながら埋め戻しました。

(注)

※1 微生物は、生きていく環境の違いから酸素を好む「好気性菌」、酸素を嫌う「嫌気持ち性菌」そしてその両方の性質をもち、好気性菌と嫌気性菌を繋ぐ役割を持つ「通性嫌気性菌」と大きく三種類に分類される。

複合発酵の技術は、この三種類の菌類の酸化・腐敗を断ち切り、

発酵~分解~合成という還元作用と酸化と還元が同時に存在する抗酸化作用のみを起こさせ、

微生物の持つ機能と基質と情報を利用し、発酵法、増殖法、誘導法を駆使し、

すべての微生物を共存・共栄・共生させる。

そうすることにより微生物の死滅がなくなり、1ccあたりの生菌数が飛躍的に高くなり高密度化すると、

微生物融合と微生物酵素の高濃度化による酵素結合結晶を生じ、

代謝と交代による物質触媒とエネルギーの置換と交換によるエネルギー触媒を生じ、

あらゆる物質をプラスチャージに転移させることを可能にする。

【参考資料】 

•複合発酵あうんユニット,

https://aun-unit.jimdo.com/

(2022-10-17参照)

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